紙の本が好きだからお家に書庫を作ったよ
昨日は初めて本の御紹介として記事を書きました。
2022年3月時点で間違いなく「一番好きな一冊」なのですが、いざ文章にして誰かに伝えようとすると難しいものですね。
読み返してみると、御紹介したい中心の「デミアン」より、関連作品である「少年の日の思い出」や「車輪の下」についての方が具体的でわかりやすいような。
今後、何度も書き直すと思います。
(書き直したらtwitterやブログ記事内でお知らせしますね)
とりあえず1本書いてみて、2021年度に学んだ「情報資源組織(図書館司書の必修科目)」にあった「書誌情報(の一端)」を記事に載せるのは「いいな」と思いました。
私はあまり電子媒体で読書をしません。
スマートフォン(今はiPhone8)で読むのは主にtwitterとInstagrumとメールです。
ブログもスマートフォンで読みますが、今は「常読」しているものはなく、知りたいことがあった時、検索で見つけた記事を読むという使い方。
アプリを入れたけど日常からフェードアウトしてしまったものには、kindle、漫画、ニュース記事…色々ありますね。
電子媒体で読書をしない理由は多分、紙の本で読書するのが好きだからです。
昨日御紹介した「デミアン」は昭和41年に印刷された「物体」としての「本」。
ヘッセがドイツ語で書いて、実吉さんが日本語に翻訳して、その原稿を活字にした誰かがいて、表紙も本文もこんな本にしようとデザインした人がいて、印刷して、製本して、流通して、50年も経った今、私がこの手に持っている、揺るぎない「物体」。
実はこの本の最後のページには、以前所有していた方と思しき女性のお名前が手書きしてあります。
ブルーグレイの文字はおそらく万年筆かな。
手放すつもりなくそのように名前を記されたのでしょうに、何のご縁でかいま、この本は、私の手元にあります。
答えはありませんが、元の持ち主の方には何があったのだろうなあ、なんて考え始めてしまうと、なんとも楽しい気分になります。
ロマンに浸るとかね、多分そんな気分だと思います。
そういう「物体」としての「本」について、色々なことを想いながら読書という活動を楽しむことが私は大好きなのです。
2018年に建てた自宅には「書庫」と名付けた小さな部屋があります。
担当してくださった建築士の方(当時30歳の女性の方)もこの「本へのロマン笑」を解してくださる方で、ここにあそこにと楽しく一生懸命「本を保管するスペース」を検討して下さって、実現した小さな部屋です。
(「書斎」でなく「書庫」なのがミソ。読むのは家のオープンスペースで。保管に特化した一部屋を作りたかったのです。)
このブログではこの部屋の本を、一冊ずつ御紹介していきたいと思います。
絵本、純文学、ビジネス本、実用書、漫画、雑誌、同人誌、DVD、BD …「本」と括るには雑多かもしれませんがそれは個人の「蔵書」ということで。
前の記事に「書誌情報(の一端)」を記してみて、ああこれは「私の持っている本」を御紹介するにはぴったりだなと感じましたので、今後も書いてみたいなと思っています。
タイトル・著者名・出版社・出版年(版)この辺りについては毎回記載するつもりです。
なんかこういうのかっこいいかも、というふわふわした浮つきも動機のひとつです。
なんて、こんな風に書きながら方向性が少しずつ見えてきました、かね。
仔細はまた追々。やりながら見えてくることを期待しています。
毎日更新したいところですが、第一は生活です(性分)。